「絶望から希望へ」
- 岡山 家族会
- 6月5日
- 読了時間: 2分

五月の家族会は月末日、家族とダルクの仲間との 合同フェローシップという形で開催されました。家族会に繋がって丁度1年になる私にとっては初めての体験でした。
鳥取・岡山ダルク、家族会の仲間とリレー形式で、絶望から希望へというテーマに沿って、メッセージをするという進行でした。
ダルクの仲間の体験、家族としての思い等々、、、 私にとっては去年の今頃が走馬灯のように頭の中を駆け巡り涙が止まりませんでした。一年前、新緑が深緑に変わる初夏の頃、絶望のどん底の毎日から救いの手を求め、それでも半信半疑で家族会の扉を叩きました。
薬物に手を染め、精神も身体もボロボロになっていく息子、それをひた隠しにしている私たち家族も罪悪感いっぱいで、そういう思いで顔を上げて歩けない日々でした。何もかもがむなしく、何もできない自分が情けなく、腹立たしく、生きているのが無意味で消えて無くなりたかった! 泣いても、怒っても、懇願しても息子には全く通じなかったのです!
そんな最中、藁をも掴む思いで、初めて参加した岡山家族会でした。皆さんの明るさに 戸惑いながらも救われました。世の中の不幸を全部しょいこんでいると思っていた我が家でした。でもお話を聞いているとそれ以上に悲しく苦しい思いをしている方がこんなにも心をわって、時には笑いも入れて話してくれる事に、なんで?なんで?と思いながらも回を重ねるにつれて心がなごんでくる安らぎの場所となってきました。そして、薬物依存症という病気なんだと理解できた時、希望の光が見えた気がしました。
心を閉ざし、泣くことしかできなかった私を家族会、自助グループへ
本人を施設へと導いて頂いた事!それが神の力だったのかな?
きっと笑える日が来るからと、背中を撫で、手を握って励ましてくれた家族会の温かさにありがたく、感謝の気持ちで一杯です。
これから先だって何があるのか、どうなっていくのかわかりません。それでも今は一日一日を大切に、本人の回復を祈りながら少しずつでも前に進んでいこう!と思いを 新たにした家族会でした。
☆絶望の 隣に誰かが そっと 腰かけた 絶望は 隣の人に聞いた
あなたは いったい 誰ですか?
私の 名前は 希望 です❣️
「やなせたかし 詩画集 希望」 より
感謝 by N
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